
副業を始めたいけれど、「時間がない」「特別なスキルもない」「何をすればいいかわからない」──。
そんな私が出会ったのが“AI活用”という新しい選択肢でした。
「AIって専門家向けでしょ?」と思っていた私が、まさかAIとタッグを組んで副収入を得るようになるとは夢にも思っていませんでした。
この記事では、AIを使った副業の始め方から、実際に収益化に至るまでのリアルなプロセスと気づきをご紹介します。
AIで副業をしようと思ったきっかけ

そもそも「副業」を始めるといっても「スキルのある人だけができるものでしょ…」というイメージを持っていました。
Webデザイン、ライティング、動画編集、プログラミング…どれもハードルが高そうで、「自分には厳しそうだな」と感じていました。
ただただ漠然と将来に対して不安を抱きながら、「何か副収入を得る方法はないか…」と考えているだけの時間を過ごすだけでした。
「AI×副業」との出会い
そんな中、最近ではSNSやYouTubeを見ていると「AIを使って収益化している人」の話題を目にするようになり、少しずつAIというものに興味を持ち始めました。
AIに対しては「将来仕事を奪われる」という不安なイメージしかなかったのですが、「AIを使えば誰でも副業にチャレンジできる」という明るい希望のような内容に惹かれたのです。
特にきっかけになったのは、ChatGPTや画像生成AIなどの「生成AI」が一気に普及したことにより、話題として聞くことも多くなったことから試しに使ってみたところ、「これはすごい」と実感したことですね。
文章が一瞬で書ける、アイデアを出してくれる、イラストも作れる。これなら私でも、何か副業に活かせるかもしれないと思いました。
そこで、「何ができるか」「どうやって稼ぐのか」を少しずつ試しながら、副業としてAI活用をスタートさせていくことにしたのです。
なぜ「AI×副業」に惹かれたのか?
まず、私がAIを副業に取り入れようと思ったのは、
- 自分の時間が限られている
- ゼロからでも成果が出せそうだった
- 何より、AIが“今後も伸びる市場”だと感じた
というのが主な理由です。
副業にはブログや動画投稿、プログラミング、せどり、投資など様々な選択肢がありますが、その多くはスキルか初期資金、あるいは大量の時間が必要です。
ですが、最近ではAIツールが進化し、特に「生成AI」の登場によって、これまで専門職の世界だった作業が、誰にでもできることになりつつあると思いました。
たとえば、ChatGPTを使えばコピーライティングもアイデア出しも、ある程度自動化できます。
画像生成AIを使えば、SNS運用や広告バナーも自作できるようになります。
「自分の時間をできるだけ使わずに、AIの力を借りて稼げるなら…やってみる価値あるかも」そう思ったのが、実際に行動に移した理由です。
では、実際にどういった手順で収益化まで至ったのかをお話していきます。
ステップ1:まずは何ができるのかを調査

最初にやったのは、とにかくAIを使って収益化している事例を片っ端から調べること。
調査の結果、初心者にも取り組みやすい副業ジャンルとして見つかったのが、大きく分けて以下の5つでした。
- ブログ運営 × AIライティング
- 画像生成AIを使ったデジタル販売(LINEスタンプ、イラスト販売)
- AIを使ったSNS運用代行
- ChatGPTを活用した業務代行(文章作成・要約・スライド作成)
- AIツールの使い方講座・情報発信
私が選んだのは「①ブログ運営」と「②画像生成」の組み合わせ。
というのも、実は文章もイラストも苦手意識がありましたが、未経験の私でもAIとタッグを組めば出来るのではないかと思い、試す感覚ではじめたのが理由です。
最初は「とりあえず調べてみよう」くらいの軽い気持ちでしたが、調べていくうちに「自分にもできるかも」と感じる副業がいくつも見つかりました。
これまで苦手だと思っていたジャンルでも、AIがサポートしてくれることで一歩を踏み出せたのは大きな変化でした。副業は“始める前のイメージ”で可能性を狭めてしまいがちですが、AIがあることでそのハードルがぐっと下がったと実感しました。
ステップ2:AIでブログを書いてみた

はじめの1週間くらいはChatGPTと会話したり、Canvaで適当に画像を作っていていたのですが、使い方もなんとなくわかってきたところで、ChatGPTに「初心者向けAIツール紹介の記事を書いて」と依頼。
すると数秒で見出し付きの原稿が完成。これは本当に感動でした。
ただ、そのままでは少し機械っぽい文章だなと感じたので、自分の視点や経験を肉付けしていくことにしました。
結果的に、
- AIが骨組みや文章の流れを作る
- 自分がエピソードや具体例を追加する
という分担がうまく機能したおかげで、まるで一から人間が書いたような記事となりました。
さらに、Canvaでアイキャッチ画像も作成もし、サクッとブログ記事が出来ました。
ブログなんてやったこともなかったのに2時間で完成。このスピード感にさらに感動したのを今でも覚えています。
慣れてくると1記事あたり60~90分で投稿可能な状態にまで時間が短縮しました。
そして、大体1ヶ月ほど平日に毎日更新を続けたところ、広告収入が発生し始めたのです(最初は1日10円レベルですが…)。
記事を書いて収益が発生するという体験は、本当に感動しました。
「こんなに早く、しかもスキルが未熟でも結果が出るんだ」と感じたのは、AIの力あってこそ。もちろんAI任せでは限界もあるけれど、文章の骨組みを一瞬で作ってくれるというのは、初心者にとってこれ以上ない助けになります。
1ヶ月程度では収益額はまだまだでしたが、収益が発生したというのがモチベーションの源になりました。
ステップ3:画像生成AIでデジタル素材を販売

次に挑戦したのが画像生成AI(例:Bing Image Creator、Canva AI、Midjourneyなど)を使って、SNSアイコンやLINEスタンプ素材の制作に着手。
LINEスタンプは公式ガイドラインがあるので、何度も申請しながら修正を重ねて…ついに承認!
販売開始から1週間で3つ売れました(収益は数百円ですが…大きな一歩!)。
AIに「かわいい猫のスタンプを作って」と依頼し、自分で少し調整。PhotoshopやIllustratorといった専用のソフトがなくても、デザインで稼ぐ道が開けたことに感動しました。
「自分が描いたわけでもないのに、スタンプが売れた!」という体験は、かなり衝撃でしたね。画像生成AIはクリエイティブな副業の敷居を下げてくれる存在だと感じました。
もちろん、審査や販売に至るまでには細かい調整や手続きが必要ですが、それも含めて“商品を作って売る”という経験ができたことは、自信につながりました。
「売れるかどうか」はやってみないとわからないけれど、“出してみること”の大切さを改めて実感しました。
小さな一歩が“副業のリアル”を動かす

AIを活用した副業へのチャレンジは、「調べてみる」ことからすべてが始まりました。
最初はどこか他人事のように感じていたAI活用ですが、実際に自分で使ってみることで「これは自分にもできるかもしれない」という実感が湧き、少額でも収益が出たときは「アイデアと工夫しだいで商品が作れる」という新たな手応えも得られました。
もちろん、すべてがスムーズにいったわけではありません。
ときには「うまく出力されない」「思ったように反応が得られない」といった壁もありました。それでも、AIという強力なサポーターがそばにいることで、挫折せずに“挑戦し続けられる”のです。
副業を始めるうえで大切なのは、大きな準備や完璧なスキルよりも、「まずやってみる」姿勢。AIがそのハードルを下げてくれるからこそ、小さな一歩が本当に大きな成果につながったのではないかと思っています。
そして何よりも──
「自分にもできた!」という体験こそが、次の挑戦へのエネルギーになる。
実際に収益が発生したことで強く実感しました。
気づいたこと①:収益化には“掛け合わせ”が重要

AIツールをそのまま使うだけでは、競争も激しく、埋もれてしまいます。
重要なのは、自分の興味・経験・発信スタイルと掛け合わせること。
たとえば、
- 「育児中のAI活用」
- 「営業職がAIで作業効率アップする方法」
- 「趣味のハンドメイドとAI画像で商品紹介」
といったように、「誰に向けて、どんな課題を解決できるか?」を考えることで、自分だけのポジションが生まれるのではないかと思います。
AIツール自体は多くの人が使えますが、「どの分野にどう使うか」は、やはり個々の経験がモノを言います。
たとえば、元・介護士の人が「介護現場で使えるChatGPTの使い方ガイド」を作れば、それは誰にでも作れるものではありません。経験者ならではの視点と知識が加わることで、価値が一気に高まります。
また、経験との掛け合わせによって「発信の軸」も明確になります。テーマが明確になることでSNSやブログでもブレずに情報発信ができ、ファンがつきやすくなります。
AIはあくまでも道具です。
それをどう料理するかは、使う人の個性次第。
その意味で、AI副業の成功には、自分の「これまでの人生」をどう活かすかが問われているのだと感じました。
気づいたこと②:収益化には“信頼と継続”が必須

AIを使えば成果物の“数”は出せますが、それだけで稼げる時代ではありません。
特にブログやコンテンツ販売は、読者との信頼関係があってこそなので、その信頼は、一朝一夕では築けません。
文章の中に「経験」や「失敗談」など人間味があると、AIらしさが緩和されて共感されやすくなります。
たとえば、AIで作成した記事に「実際に使ってみた結果」「試してみてうまくいかなかったこと」「こうしたら改善できた」など、体験ベースの要素を加えるだけで、説得力と共感力が高まります。読み手は“人の声”を求めています。
さらに、継続的に情報を発信することで、信頼の「積み上げ」をしていくことが大事です。
一度だけの発信ではなく、定期的に更新されたSNS、YouTube、ブログには「この人はちゃんと活動している」という安心感があ生まれるからこそ、それがフォロワーの定着やコンテンツの売上にも直結します。
実際、私自身もX(旧Twitter)で週3くらいのペースで発信を続けた結果、数カ月後には「○○の使い方わかりやすいですね」「どこかで学ばれているんですか?」といったDMが届くようになり、そこから有料コンテンツや相談サービスの販売につながったりもしています。
継続は信頼の“証明書”であり、自分自身のブランディングにもつながります。たとえAIがいくら優秀でも、「誰が発信しているのか」が見えないと、人は安心してお金を払えません。
だからこそ、AIで作業を効率化しつつも、「人間としてのつながりを意識した発信を心がける」これが、収益化において最も大切な要素だと実感しました。
これからAI副業にチャレンジしたい人へ

AIを活用した副業は、専門知識がなくてもスタートできる時代になりましたが、それでも最初の一歩には迷いや不安があると思います。
これからAIを使って副業を始めたい方に向けて、私自身の経験を踏まえたリアルなアドバイスをお届けします。
✅ 小さく始めて、小さな成功体験を積む
最初から「月5万円稼ぐ」などの目標を掲げると、プレッシャーが大きくなり、挫折しやすくなります。まずは、簡単なタスクから始めて「AIを使ってできた!」という体験を積み重ねることが大切です。
たとえば、ChatGPTにブログのアイデアを相談したり、CanvaのAI機能でSNS投稿をデザインしたり、Notion AIでメモを整理したり。1日15分の積み重ねでも、十分に副業のタネは育っていきます。
この「小さなの達成感」が、その後の学びや行動へのモチベーションに直結します。
✅ AIツールを「自分のパートナー」として育てる
AIは使えば使うほど「自分に合った使い方」が見えてきます。
最初は「うまく使えない」「出力が変」と感じるかもしれませんが、それは誰でも通る道です。
AIとの対話の中で、「こういう聞き方をすれば良いんだな」「こう修正すればよかったんだな」と理解が深まります。
たとえば、ChatGPTなら“プロンプトの書き方”を工夫するだけで、出力の質が大きく変わります。
画像生成AIも「構図」「スタイル」などの指定を工夫することで、より理想に近いビジュアルが作れるようになります。
AIを道具としてではなく、パートナーとして接する意識が、使いこなす力を伸ばしてくれます。
✅ 「誰のために役立つか?」を意識する
副業で収益を得るには、「自分のため」ではなく「誰かのため」に何かを提供するという意識が不可欠です。
たとえば、AIで作成したデザインを販売するにしても、それが「誰にとって、どんな価値があるか」を意識するだけで、提供の仕方や見せ方が大きく変わってきます。
- 子育て中のママに役立つテンプレート
- 中小企業向けのAI活用マニュアル
- 個人クリエイターのための画像生成講座
など、「特定の誰か」を思い浮かべると、コンテンツの精度と響き方が一気に高まります。
結果として、届けたい相手に届き、リピートや口コミにつながり、長期的な収益にもつながっていきます。
常に「誰のため?」という問いを置くことで、AIを活かした副業はより豊かで持続可能なものになっていきます。
最後に:AIと組んで、自分らしく稼ぐ時代へ

AIは、ただの道具ではありません。使い方によっては、自分の創造力を何倍にも広げてくれる「パートナー」です。
時間がなくても、スキルがなくても、やる気と工夫さえあれば、AIを味方につけて副収入を生み出すことは可能です。
「副業は難しそう」と思っている方にこそ、AIという新しい翼を使ってみてほしい。きっと、これまでとは違う世界が見えてくるはずです。
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